発酵の知識

砂糖が入っていないのになぜ甘い?甘酒が甘くなるワケ(飲みすぎ注意!1日の最適な摂取量とは?)

米糀でつくる甘酒。

砂糖を入れていないのに、なぜ甘くなるのかご存知でしょうか?

糀甘酒の甘味、それは「ブドウ糖の甘味」です。

糀甘酒が発酵していく過程では100種類以上もの酵素が生み出されています。そしてその中に存在する「アミラーゼ」という酵素が、原料である米の「でんぷん」を「ブドウ糖」という糖分に変えるため、甘く感じるのです。

でんぷんをブドウ糖に分解する酵素「アミラーゼ」= 甘味

タンパク質をアミノ酸に分解する酵素「プロテアーゼ」= 旨味

これら麹菌が生成する酵素の働きが、糀甘酒の「自然の甘み」と「美味しさ」のヒミツなのです。

例えば、ご飯をよく噛んで食べると甘みが増すのも同じ話です。唾液に含まれる酵素によって、お米の中のでんぷんが糖に分解されるためなんですね。

また、こうして分解された状態で体内に摂取されることにより消化を助け、栄養を吸収しやすくしてくれるのも糀甘酒の良いところでもあります。


自然な甘味とはいえ、摂りすぎにはご注意を!

糀甘酒は自然な甘味なので体に良いのか?たくさん飲んでも大丈夫か?というと、それは注意が必要です。

ブドウ糖を摂取した際、エネルギー源として使われなかった分は中性脂肪として蓄えられます。この中性脂肪は太る原因になったり、生活習慣病に繋がる恐れがあるので飲みすぎには注意が必要です。

つまり、糀甘酒は、ブドウ糖の他にもビタミンやミネラルなど体内で合成できない必須アミノ酸も含まれており、ブドウ糖の吸収を助ける栄養素が含まれる点、健康的に摂取できる糖分のひとつといえますが、摂りすぎは砂糖同様、肥満などに繋がるということです。

(市販で売られているものの中には、砂糖が添加されているものも存在するので特にご注意ください。)

甘酒は1日にどのくらい飲んでいいの?

飲みすぎには注意というけれど、じゃあ1日どれくらいまでなら飲んで良いのでしょうか?

甘酒の適量は1日約200g(目安)

その理由としては、含まれるブドウ糖で100gあたり20gほどだからです。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」によると、脳は1日当たり75gのブドウ糖を必要とし、脳以外の組織のことを考えると最低100gのブドウ糖を摂る必要があるといわれています。

とはいえ、これは私の考えですが、全ての糖質を甘酒から摂取するわけではないことから200g(コップ1杯程)を目安に1日の適量と考えるのが好ましいでしょう。

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