※2024年3月27日時点での情報です。

日本で日常的に食べられている発酵食品は?と言われれば、味噌・醤油・甘酒・・など、おなじみの発酵食品があたまに浮かんでくると思います。
では、海外でよく食べられている発酵食品は?と言われると・・何があるでしょうか?
調味料であれば同じように使われている国も多くあると思いますが、その国独自の食べ物や料理など、日本にいると珍しいと思うような知られざる発酵食品・発酵食が多く存在します。
このコラムでは、筆者が実際に海外の現地で出会った「おすすめの発酵食品」を皆さまにご紹介したいと思います。
※その国独自のすべての発酵食品のご紹介ではございません。あくまで個人が現地で出会ったおすすめの食品をご紹介しております。
●上海のローカルスイーツ「酒酿圓子(ジゥニャンユェンズ)」
「酒酿圓子」とは、甘酒に小さな餅団子が入った上海の伝統的なスイーツで、上海に行けば、昔ながらの食堂や老舗レストランにも必ずといっていいほど存在する定番メニューです。
上海は料理やスイーツに酒粕や甘酒を使うものが多く、このスイーツはその代表となる一品。甘酒に馴染みのある日本人にとっても非常に食べやすく、気に入る方も多いはず。
1.「七宝老街湯圓」の酒酿圓子

上海の観光地として有名な昔ながらの街並みと軽食店が多く並ぶ「七宝老街」にある名店「七宝老街湯圓」の酒酿圓子。
そもそも「酒酿圓子」ってどんな味かというと・・
甘酒ほどの濃さはなくかなり薄味で、どちらかというと葛でとろみのついたお湯に米麹が入っていて食べるとほのかに甘酒の香りがするといった感じです。お団子自体も味付けはされていないので、全体的に甘さ控えで素朴なスイーツ。
こちらの酒酿圓子は、甘酒本来の優しい甘さが際立つシンプルなもので、まさにTHEローカル酒酿圓子。
2.「光明邨大酒家」の酒酿水果小圓子

「光明邨大酒家」という中華民国時代に創業した70年以上の歴史を持つレストランの酒酿圓子。こちらも同じく酒酿圓子なのですが、「酒酿水果小圓子」なので果物が入っています。
フルーツといっても・・どうやらフルーツの缶詰。シロップの甘味が加わっているのでやや甘さを感じますが、甘酒自体が甘さ控えめなのでちょうど良いバランスかもしれません。酸味と甘味が絶妙!
どこか懐かしい味わいが、お年寄りやお子さまにも愛されそうな家庭的アレンジの酒酿圓子でした。
3.「愛玲(Ei Leen)」の酒酿桂花小圓子

お洒落でモダンなレストランにも酒酿圓子はちゃんとメニューに存在します。
浦東新区に位置するオフィスビルにあるレストラン「愛玲(Ei Leen)」では、上海の伝統料理をモダンにアレンジした料理が人気で、スイーツも種類豊富。
こちらでは、キンモクセイの花びらが入った「酒酿桂花小圓子」。これも酒酿圓子では定番の一品です。
ちなみに、酒酿圓子と同じ部類のスイーツに「湯圓(タンユェン)」というものもあります。こちらも上海では定番の伝統スイーツで、アツアツのお湯のスープに入ったお団子で、中には小豆餡や黒ごま餡が入っています。柔らかいお餅の中にとろとろの餡が入っていてこちらも絶品!

現地を訪れたら、ぜひこちらも食べてみるのをおすすめします。
●上海のミーハー系スイーツ「酸奶奶昔(スァンナィナィシー)」
上海にはヨーグルトドリンクのチェーン店も多数存在しており、お餅や小麦粉系のお菓子ばかりかとおもいきや意外と健康志向なスイーツも充実しているんです。
1.「茉酸奶(MORE YOGURT)」のアボカドヨーグルトシェイク

シグネチャーメニューとなっている牛油果酸奶奶昔(アボカドヨーグルトシェイク)。
フレッシュなアボカドが上にもゴロゴロトッピングされていて、アボカド好きにはたまらない~!といったシェイク。甘さも控えめで調整も可能。オプションでお砂糖を蜂蜜に変更できたりもして健康に気を使っている人も嬉しいスイーツです。
アボカドがどうも苦手だという方には、マンゴーやイチゴ、季節のフルーツなどもあるので、ぜひお好きなメニューから。
2.「K22. 」のヨーグルトドリンク

上海の徐家匯(若者エリア)に行くと、キャッチーな入れ物に入ったヨーグルトを若者たちが美味しそうに飲んでいる。
この真っピンクのボトルに入っているのは、酸奶草莓(イチゴヨーグルト)。ボリュームがあって18元というコスパの良い価格も人気の要因のようです。お味は酸味の少ないまろやかなヨーグルト。こちらも甘さ控えめで飲みやすかったです。

他には、マンゴー、桃、アボカド、それぞれボトルの色が違うのも面白い。
Vol.1上海編、いかがでしたでしょうか。
ほんの一部のご紹介とはなりましたが、上海スイーツは未知なものが多い中、酒粕や甘酒、お餅など意外と日本人にとって馴染みのある食材を使ったものが多く、最近の上海ではヨーグルトブーム(ちなみにアボカドもブーム)ということもあり、発酵スイーツに出会う機会が多かったことに驚かされました。
特に「酒酿圓子」は親しみある味ながらも、実際に日本では目にすることのないメニューであり、その国独自の調理法や食べ方で生まれたもの。
世界にはまだまだ知らない様々な発酵食品や食材、そして発酵調理された料理やスイーツなども含めれば、数えきれないほど多く存在しているのは間違いありません。
今後も引き続き、本場で食べたい!世界のおすすめ発酵食品をお届けしていきたいと思います。




























